オイル交換は簡単ですから、場所と時間がある人はチャレンジしてみましょう!
オイル交換時期は、マニュアルによると以下のようになっています。
オイル交換周期(マニュアル編)
初回:1ヶ月点検時または1,000km
2回目以降:6,000km走行毎または1年毎
オイル交換量
2.8L:オイルフィルター無交換時
3.15L:オイルフィルター交換時
オイルフィルター交換時期
初回: 1ヶ月点検時または1,000km
2回目以降:18,000km走行毎
しかし、一般的にエンジンオイルはこまめに交換したほうがエンジンが良い状態で長持ちするので、私は以下のようにしています。
オイル交換周期(Lynsky編)
4,000km走行毎または汚れが酷い時、もしくはクラッチの入りが良くない時
オイル交換量
マニュアル通り
オイルフィルター交換時期
オイル交換2回に対し1回交換
これは、バイクメンテに精通したYSPの指導でこのようにしています。オイルは汚れが少ないなら6,000km走行後に交換してもいいのです。
もしくは、クラッチの入りが悪くなったら交換...と聞くのですが、私にとってこの感覚を覚えるにはまだまだ時間が必要そうです...。
使う工具
1)17mm六角レンチ
2)廃オイル受け容器
3)廃オイル廃棄容器
4)水準器(あれば使う、なくても良い)
5)オイル注入容器
交換用オイル
YAMALUBE 4RS 2.8L(オイルフィルター無交換時)
工具類は、最初から値段の高いものを揃える必要はないと考えています。はじめは手頃な安いのでいいのです。しばらく使い込んで、そろそろ新しいモノを手にしようと思った時に、それまでよりいいものを手に入れると、その違いが分かり愛着も湧いて作業が捗るようになりますから。高価な工具は高価なりの質を備えていますが、その良さを知ってこそ使いこなせるというものです。
オイルはMotulが優れているようなので、サーキット走行などをするならMotulを使うといいでしょう。いいオイルは劣化も早いので3,000〜4,000kmが交換の目安です。
ツーリングや街乗りが主な私は、Yamahaの最高のオイルYAMALUBE 4RSを使っています。Motulと比較して全く遜色ないですよ。ギアの入りはいいし、低温始動もグッドだし、レッドゾーンギリギリまで回しても素晴らしく反応してくれます。
ただしっ!Motulとの差を感覚で理解してないということだけは事実です。
それと、先日クラッチ交換後、エンジン内部をクリーンにするためにYAMALUBE Basicを入れて100kmほど走行しましたが、あまりエンジンを回さない走りをしているなら、Basicでもいいのかもしれません。
肝心なことは、こまめに交換することです。
それでは、始めます。
1)センタースタンドをかける。
ここで注意したいのは、前後左右に傾斜してないこと。舗装路であっても、雨水を効率良く下水道へ逃がすために傾斜していることがあります。水準器があるとその場所が水平か確認できますが、水をいれたコップを置いて確認してもいいでしょう。
傾いていると、汚れたオイルが多めに残ってしまうかもしれないので、できるだけ水平な場所を確保しましょう。
2)車体の右側、エンジンの底部にあるドレンボルトを17mm六角レンチでゆるめる。
ここで注意したいのは、工具に慣れていないと六角の山を潰して、ドレンボルトを使えなくしてしまうことがあります。車体の右側で作業をしますが、六角レンチで手前に引く方向に回すとドレンボルトはゆるみます。
3)ドレンボルトをゆっくり指でゆるめる。
最後までゆるめ切るまで放さずに持ち続けます。ボルトを穴から離さなければ、オイルは出てきませんから安心して下さい。そして、ドレンボルトをサッと瞬時に穴から引き離します。すると、ドバドバとオイルが廃オイル受けへと流れ落ちて行きます。
単に手にオイルがかからないようにするためだけなので、手にかかっても気にならない人は普通にボルトを外せばいいです。熱いオイルは火傷しますから、その回避方法でもあります。
4)滴り落ちるオイルを確認して、気が済むまで放置する。
私は2〜4時間放置します。できるだけ汚れた使い古した頑張ってくれたオイルを抜きたいので。ただ、今回のようにオイルフィルターを交換しない場合は、オイルフィルター部に汚れたオイルが0.35Lほど残ることになります。 オイル交換2回に対し1回オイルフィルターは交換しましょう。
この汚れたオイル、濃い茶色になってます。
オイル量確認窓が空になっています。
5)オイルを抜ききったらドレンボルトを締める。
ドレンボルトに付着した汚れたオイル、ドレンボルトの口周辺のオイルはきれいに拭き取っておきましょう。
6)オイル注入口から新しいオイル、YAMALUBE 4RSを充填。
私は、1Lのオイル注入容器を使っています。
オイル注入口から2.8L入れます。 前出の滴り落ちるオイルの色と比較すると、違いがかわりますね。
7)オイル注入口のボルトを締め、エンジン始動、しばらくアイドリングしてエンジン底部とその他エンジンまわりからのオイル漏れの無いことを確認する。
終了!
廃オイルはその辺に捨てちゃいけません。
オイルパックリ 廃油処理パックが手軽で便利です。ナップスやホームセンターでも入手できます。簡単に可燃ゴミとして処理できますが、ティッシュなど水分を吸収するゴミを溜めておき、それにオイルを染み込ませて可燃ゴミとして処理してもいいでしょう。スタンドやバイク屋に持って行って処理してもらうのもいいでしょう。近くの自然に帰すようなことはしてはいけません。
さて、普段からエンジンまわりをきれいにしていると、チョットしたオイル漏れも発見しやすいですから、きれいにしておくことは大切です。愛車への愛着もわきますからね。
エンジンまわりは砂埃などを水で洗い流し、よく拭いて乾燥させてから、シリコンオイルを軽く吹きかけて拭き取ります。空冷エンジンは冷却用のフィンがあるから掃除は少し手間がかかりますが、綿棒や割り箸など使えるものを工夫してきれいにしています。シリコンオイルで保護されたエンジンは、雨が降っても水をはじいてアルミのサビも発生しません。
おかげで、32,000km走ったエンジンでもきれいな状態を維持しています。
黒いから目立たないという効果も...あることは事実です。
コメントを残す